統一経理基準というのは、「業務運営に関する基本事項」に係る旧大蔵省通達に含まれている、金融機関について定められた経理上の基準のことです。
統一経理基準の目的は、次のようなものですが、まず1967年9月期に銀行等に設定されました。 ■金融機関の毎期の収益の実態を公表利益に反映させること。 ■経営責任の明確化 ■適正な競争原理の導入...など
統一経理基準の内容は、次のようなものです。 ■貸出金等資産の償却方法 ■各種引当金の繰入基準と方法...など なお、基準は実態に合わせて変更されています。
消費者信用業界では、業種により、経理処理の特殊事業が存在します。 そのため、同一業種については、同一の基準に従って経理処理を行おうということで、審判業界では、1980年代末に一応の統一経理基準がまとめられています。