住宅ローン控除の所得制限について
今回のテーマは、住宅ローン控除の所得制限についてです。
住宅ローン控除は、入居した年から10年間にわたりその適用が受けられることになっていますが、合計所得金額が3,000万円(給与収入だけの場合は年収約3,337万円)を超える年は、適用を受けられません。
しかしながら、3,000万円以下になった年には、他の要件を満たしていることを前提に再び適用を受けることができます。
具体的には、昨年マイホームを購入し、その年は所得が2,950万円で住宅ローン控除を受けたけれど、本年は所得が3,050万円になったという場合には、本年の住宅ローン控除は受けることができません。
もし、来年の所得が2,900万円であれば、住宅ローン控除の所得要件は満たしますので、他の要件を満たしていることを前提に、来年は住宅ローン控除が受けられることになります。
ちなみに、住宅ローン控除が受けられるのは、住宅を居住用に使用した年から10年間ですが、たとえ控除が受けられない期間があったとしても、控除期間の延長はありませんので注意してください。 |