モデルルームとは?
一般的に、マンションの販売は完成前に始まりますが、特に大規模な物件の場合には第1期、第2期と数回に分けて分譲が行われます。
このように、購入希望者は実際の住戸を見て買うということはできないことになっているため、モデルルームが設けられているのです。
そのマンションの住戸をいくつか見本としてつくって、購入希望者に見てもらおうというわけです。
モデルルームでの注意点は?
モデルルームが建築中の建物のなかにつくられるものでしたらよいのですが、まったく別の場所につくって、販売事務所などと兼用にして公開するケースもありますので注意が必要です。
というのは、全く別のところにあると、建物の全体のスケール感や周辺環境のイメージがつかめないからです。
また、それ以外にも注意しなければならない点としては、モデルルームというのは、実際に購入希望者の住戸とは違う場合が多いということです。
これは、1つのマンションには、広さや間取りなどが異なる複数の住戸タイプがあって、それぞれ価格が違うわけですが、すべてのタイプがモデルルームとして公開されているわけではないからです。
ちなみに、グレードの高いタイプがモデルルームとなっていることが多いようです。
なので、モデルルームを訪れたときには、ますはその住戸のタイプや価格帯を確認するようにします。
モデルルームの限界は?
しかしながら、たとえその旨の表示があったとしても、天井の高さや梁の位置が実際と違うと実際の住戸をイメージするのは難しいものです。
また、日当たりや騒音については、図面や不動産会社の担当者に確認するほかないという限界も頭に入れておきたいところです。 |